企画・常設について

  • 2008/04/25(金) 12:32:17

美術館という存在について書く事はしない。なぜならそれは余りに難しく、歴史的な意味や、様々な問題についても触れなければいけないからで、そこまで書ききれる自信がはっきり言ってない。だから望ましい美術館の話である。

私はもっと多くの人に美術館に足を運んでほしいと考えている。美的センスは磨かれるし、良いものが分かるようになる。あまり好きだと一所懸命に鑑賞し過ぎて、ストレス解消にはなりにくいかもしれないが、そのような一面もある。何かを覚える必要は全くない。しかし、あまりにそんな傾向が強すぎるのが残念だ。そして、なぜか人が多すぎる。矛盾しているが、人は少なくないと見る気も失せる。

いくつか解決策はある。とにかく現在の展覧会、特に企画展のルートは長すぎる。博物館疲労という言葉があるくらいで、基本的には疲れるのだ。それだったら作品数を少なくして、料金を安くする。これは間違いなく人が増える。その分、期間を伸ばす。
他の方法だと、常設展は基本的に空いている。だったら、その作品をもっと利用する。そもそも日本の美術館が持っている作品もかなりのレベルである。それを企画展だけを目当てに眺めておきながら、いつも置いてある素晴らしい作品には目もくれない。もっと日常的にアピールできる方法が必要である。
そもそも、道順を作らないというのもあるだろうが、特に人の多い展覧会や、日本人の気質から考えて、かなり難しいだろう。

ちなみに先に書いた方法はどちらもヨーロッパの美術館では、普通なのではないだろうか。常設展がメインなのだ。可能な美術館があるのにそれをしない。一方作品を持っていない美術館は、それこそ箱として少ない作品をじっくり見せても良いだろうと思う。できれば常設展をしていない時期に、美術館に足を運んでほしい。そうすると、美術館の本当の姿が見えてくる。人も少ないし、じっくり見られる。少ないが常設だって実は展示替えをしているのだ。行けば教科書で見たことのあるような名品が、静かに待っていること間違いない。

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